【大学生は注意】モバイルプランナーとインターンの違いとは
最近、ニュースや新聞記事でよく見られるモバイルプランナーですが、詳しい内容は分からないという人も多いのではないでしょうか?
また、大学生の方ではInstagramやTwitterで営業DMが来たという人も少なくないと思います。
そこで今回、賛否両論飛び交うモバイルプランナーについて体験談も含めてご説明します!
目次
そもそもモバイルプランナーとは
大学生のアルバイトの一種で、携帯のプラン変更や乗り換えをサポートするお仕事のことです。
雇用契約は業務委託契約となる場合がほとんどで、プラン変更の件数によって学生に決められた報酬が支払われます。業務委託契約のため、時給や社会保険等は設定されておらず、あくまで報酬体系は成果報酬型です。
また、アルバイトとしてではなく「長期インターンシップ」の1種と謳っているため、長期インターンシップの求人サイトで募集を探す場合が一般的です。
ここまで聞くと、何が問題なのかわからない方も多いかと思います。
さて、続いてはモバイルプランナーにおける問題点についてご紹介します!
問題点
1.営業先が学生の友人・知人
まずここが大きな問題点なのですが、モバイルプランナーの主な営業先は自身の交友関係なのです。
どういうことかと言うと、モバイルプランナーとして採用されると上司に当たる人から「まずは自分の友人・知人に営業をかけなさい」と言われます。 そこで自分の友人はもちろんのこと、遠い知人等にも連絡しろと強要されてしまうのです。
さて、友人に営業目的で連絡をするとどうなってしまうのか。
もう想像できますよね。
そう、この営業手法によって、仲良かった友人からは距離をとられ、知人からは縁を切られてしまうケースが多発しています。
この「人脈をお金に変える性質」こそがモバイルプランナーの重大な問題点であり、社会問題となっている部分なのです。
2.勧誘文句が秀逸
モバイルプランナーの雇用斡旋を行っている企業は勧誘文句がかなり秀逸です。
「就活で無双できる」
「営業のことを学べる」
「圧倒的成長に繋がる」
このような言葉でSNS等を通じて勧誘してきます。
また、説明会では「長期インターンシップを行っている会社は日本に3社しかなく、当社はそのうちの1社である」という明らかに虚偽の内容を無知な学生に熱弁することもあると言います。(元参加学生へのインタビューより引用)
また、モバイルプランナーの周りにはモバイルプランナーが集まるので、参加している学生からすると「これが常識」という認識になっていまうことでしょう。
3.友人を紹介するとインセンティブが貰える
では、なぜこのようなモバイルプランナーが無くならないのでしょうか。
それは、参加学生が自分の友人・知人をモバイルプランナーとして引き入れると、参加学生に対してインセンティブが発生するからです。
そう、当のモバイルプランナーからすると、学生を勧誘すればするほど自分が儲かる上、自分は良かれと思い勧誘しているため、大学生の人脈を通じて広まり続けているのです。
これが、モバイルプランナー≒マルチ商法とも言われる要因だと思います。
4.長期インターンが浸透していない地方で圧倒的なシェアを持っている
「長期インターン」と聞くと、東京では就業型の長期インターンシップを想像する人が多いかと思いますが、関西含む地方ではまだまだ長期インターン=モバイルプランナーの意識が浸透しています。
原因としては長期インターン求人の少なさと周りの学生がモバイルプランナーをしていることが挙げられ、その悪質なイメージから、地方では優良な長期インターンが普及しづらい状況にあるのです。 (Advansは、そのような状況を打開し、より多くの学生に優良な長期インターンを広めるために活動しています)
地方と都内での情報格差はまだまだ無くならないため、モバイルプランナーが幅を利かせているさ現状があると言えるでしょう。
5.中々辞めさせて貰えない
モバイルプランナーの問題点として、退職しづらいといった点もあります。
理由としては 「友人に勧められたから辞めづらい」 「上司に引き止められる」 「不当な条件を突きつけられる」 の3点があり、他の長期インターンシップよりも退職に対するハードルの高さが問題となっています。
特に、上司に引き止められると言う点では、「営業に対するモチベーションが低い」等と人格否定されてしまうこともあるようなので注意が必要です。
長期インターンとの違い
これまで、モバイルプランナーの問題点についてご説明してきましたが、ここからはモバイルプランナーと長期インターンシップの違いについて記述していきます。
1.雇用形態が違う
モバイルプランナーは業務委託契約が基本と記述しましたが、長期インターンシップでは非正規雇用(アルバイト契約)での雇用が一般的です。(一部、業務委託契約で契約している企業もあります)
そのため、営業ができるできないに関わらず一定の報酬が保証されることが大きな特徴と言えるでしょう。
また、非正規雇用はアルバイトと同じ雇用形態となるため、所得に応じて社会保険が適用される特徴があります。 そのため、学生側からすると、非正規雇用の方が恩恵が大きいと言えるでしょう。
2.アウトバンドの営業ができる
モバイルプランナーでは、まず自身の友人・知人に営業をかける必要がありますが、長期インターンシップの営業業務では外部の法人や個人に営業をかけることが主となります。
そのため、モバイルプランナーと異なり、電話を使った営業や訪問営業を通じて社会経験を得ることができます。
社会に出た際に通用するスキルを会得することができるので、アウトバンドの営業を学ぶことは就職活動をする上で大きなメリットとなるでしょう。
3.社風を感じることが出来る
対面での長期インターンシップでは、社員と肩を並べてお仕事ができるため、身をもって社風を知ることができます。
新卒採用をしている企業であれば長期インターンシップからの採用もありえるので、非常にミスマッチが少ない形での新卒入社が叶うと言えるでしょう。
まとめ
モバイルプランナーが悪質だと言われている理由や抱えている問題点について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
「モバイルプランナー」という言葉について少しでも理解が深まったのであれば幸いです。
また、本記事ではかなり批判的な意見を記述して参りましたが、世の中にはモバイルプランナーを経験し営業の楽しさを知ることができた学生や、友人・知人への営業でプラスの効果が得られた方も一定数います。
そのため、本記事での意見や記述内容は筆者個人の一意見であることをご了承いただければと思います。
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著者
佐保健太郎
株式会社Motivate代表取締役CEO。大学3年時に長期インターンとして上場企業での法人営業と学生ベンチャーでの新規事業責任者を経験。関西で長期インターンが少ないことを背景にAdvansを立ち上げる。得意なことはお菓子作り。