例文有】長期インターンに受かるES(自己PR・ガクチカ)の書き方

「長期インターンに挑戦したいけど、ESの書き方が分からない」
「そもそも自己PRとかガクチカって何?」

求人へ応募する前にこのような悩みを抱えている人が多いかと思います。

自己PRやガクチカには書き方があり、何も知らずに書いてしまうと選考を突破するのは困難です。

そこで今回は、長期インターンで使うESの書き方について例文付きで徹底解説します!
 

それでは、どうぞ!

目次

そもそもなぜエントリーシート(ES)が必要なの?

大学1,2回生のうちからでも始めることのできる長期インターンシップですが、就職活動でもないのに何故エントリーシートが必要なのでしょうか。
 

応募者の人間性をみるため

まず本質的な理由は「応募者の人間性・人となり」人事が確認するためです。

長期インターンシップでの採用は、社会人経験のない大学生を一戦力として採用するため、受け入れ企業にとって大きなリスクがあります。

そのため、内定前には面接などの選考があり、その中でもとりわけ審査が容易な「書類選考」が重要となってくるのです。
 

選考倍率は20倍を超えることも

また、2つ目の理由として「長期インターンシップの選考倍率が高い」ことが挙げられます。

現状、長期インターンシップに行きたい学生は多いものの受け入れ企業がまだまだ充足していません。

そのため、人気の高い求人によっては選考倍率(応募して採用される確率)が20倍を超える企業も少なくないのです。
 

そのような企業では、応募学生全員と面接している余裕などありません。

そのため、書類選考としてエントリーシートでの足切り制度を採用しているのです。
 

受かる自己PRを書く手順

それでは早速、高評価を貰えるエントリーシートの書き方について手順を追って解説していきます。
 

STEP①:自己分析をする

まず初めに取り組むこと、それが自己分析です。

自己分析とは、自分は一体どのような価値観を持っていて、今後どのようなキャリアを積んでいきたいのか、過去の出来事を洗い出してまとめることを指します。

具体的な手順をお伝えすると、

①:小・中・高・大学生時代に何をしてきてその時どのような気持ちだったか書き出す
②:①の時代毎になぜそのような気持ちになったのか分析する
③:分析結果から自分の「性格」「何をしている時が一番楽しいか」を書き出す
④:将来のキャリア像について考える

上記を一連の流れで行うことにより、自分の価値観に対して解像度を上げることができますよ!
 

STEP②:書く「強み」を1つに絞る

自己分析が一段落すると、次は自分の強みを見つけていきます。

自分の強みとは他者には負けない長所のことを言い、エントリーシートで最重要ともいえるアピールポイントです。

自身の強みを見つける際には、STEP①で記入した自分史が役に立ちます。

「強み」とはその価値観の中で人事にアピールできるポイントです。
 

例えば、小・中・高と陸上部に所属して毎日厳しい練習に耐えることができた経験を持っているとします。

その場合、あなたの強みは「困難な状況にも耐える精神力」と言えるでしょう。

エントリーシートではこのような強みをより魅力的にアピールする必要があるので、なるべく他人が聞いて理解して貰いやすいエピソードを選ぶといいでしょう。

しかし、ここで注意点なのですがエントリーシートで記載する強みは「1つに絞る」ように心がけましょう。

強みを書きすぎると自己顕示欲が高い人なのかといった誤解を生んでしまうほか、一つ一つのエピソードの印象が薄くなってしまいます。

エントリーシートに記入する内容はとびっきりの1つに限定しましょう!
 

STEP③:PREP法に落とし込む

さて、ここまでで自身の強みと伝えたいエピソードが明確になったと思います。

最後の工程は文章の構築です!

自己PRとガクチカを書く際にはPREP法と呼ばれるフレームワークを使用します。

①Point(要点)
②Reason(理由・根拠)
③Example(具体例)
④Point(結論)

PREP法を簡単にご説明すると「結論から記述するフレームワーク」です。

文章を書く以外にも、会話の中で「結論から話して!」と言われたことはありませんか?

PREP法を活用することで、人に物事を伝えるスキルが身に付きますよ!
 

書き方としてはまず「自身の強み」について書きます。

次になぜその強みがあると言えるのか、根拠となる過去のエピソードを論述し、具体例を合わせて強みに説得力を持たせます。

そして最後の結論として「自身の強み」をどのように長期インターンシップで生かすのかを書くと完成です。
 

受かるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を書く手順

自己PRが完成すると、次はガクチカです。

ガクチカとは「学生時代に力をいれたこと」の略称であり、主に今まで経験してきたエピソードの中で「自分なりに考えて課題を乗り越えた経験」を記述します。

では、早速手順から見ていきましょう!
 

STEP①:学生時代に取り組んできたことを洗い出す

まずは中・高・大学生時代に取り組んできたことの洗い出しから始めましょう。

洗い出す際には、時系列順に経験を紙に書き出すことをオススメします。

また、自己PRで使用した「自分史」も有効活用しましょう!

※ガクチカと聞くと大学時代のエピソードでないといけないと考えがちですが、必ずしもそうではありません。中高時代のエピソードでも話せるものがあれば大丈夫です!
 

STEP②:何の課題をどのように解決したのか考える

次にガクチカで記述するエピソードをまとめましょう。

ガクチカでは「どのような組織・状況で」「どのような課題を」「どのように解決したのか」について説得力を持たせながら書く必要があります。

そのためには、何より自身も納得のいくエピソードを作る必要があるのです。

自分の経験の中から「一番達成感のある経験」を選ぶといいでしょう。
 

また、ガクチカを書く際には努力の成果を数値を使って定量的に表すことが効果的です。

例えば、サークルの部員を増やしたと言う話では前年度比で10人増加した。といった指標があるエピソードを選びましょう!
 

STEP③:PREP法に落とし込む

さて、エピソードが決まると次は自己PRでも使ったPREP法の出番です。

①:エピソードの要点(何を経験したのか端的に書く)
②:その動機・経緯
③:エピソードにおける課題
④:課題を解決した方法
⑤:課題を解決した結果
⑥:結論(エピソードを通じて何を学んだこと)

ガクチカは上記の手順でまとめましょう!

特に②④⑤の部分については、可能な限り数字を使って説明できると良いでしょう。
 

人事から高評価を受けた自己PR・ガクチカの例文

自己PRの例文

私の強みは「逆算的に課題を見つけて努力できる」ことです。

私は高校時代、新聞部に所属しており、全国大会で成績を残す事を目標に活動していました。当新聞部は発行部数の多さが伝統として受け継がれていましたが、私が在籍していた時は他校と比べても部員が少ない代でした。高校新聞のコンクールでは、主に取材量や記事内容、発行部数等が評価される為、部員数の少なさは大会において致命的と言えます。しかし私は他校に負けたくない一心で、副部長として紙面作成の効率化に尽力しました。部員の仕事の割り振りや取材のアポ取り等、自身を律して部を支えました。また、責任感やストレスに押し潰されそうになる時には、部員同士で互いに協力し合い、年間100部発行という伝統を守りきりました。その結果、全国大会で出場校145校の内6位の成績を収める事が出来たのです。以上の経験から、目標に向かって逆算的に課題を捉え、努力する重要性を学びました。
 

ガクチカの例文 

私は就職活動を進める中で「新社会人と企業とのミスマッチ」に大きな課題を感じるようになりました。そこで、就活生により多くの選択肢を持ってもらおうと、23年卒の学生を対象とした関西圏のベンチャー企業合同説明会を主催しました。学生と企業、どちらも1から集客するため、開催までには企業への魅力付けや学生へのアプローチ方法など多くの課題を乗り越える必要がありました。そこで私は、1日に法人営業を20件行い、学生の集客も自らの知り合いを辿ったほか、専用のInstagramやTwitterを毎日欠かさず運営するなど、1ヶ月間目の前の課題達成に取り組み続けました。その結果、企業5社と学生15人の集客に成功し、無事合同説明会を執り行うことが出来ました。上記の体験から、目の前の壁を越え続ける大切さに気づかされました。日々挑戦し続けたからこそ得られた成功体験は、今の私の大きな基盤となっています。
 

それでも書きにくい時は…アドバイザーに相談しよう!

これまでエントリーシートの自己PRとガクチカの書き方についてご説明してきましたが、いかがでしたか?

人事から評価されるエントリーシートを書くためには、自己分析からフレームワークを使った文章の構成など長い時間を必要とします。

この記事を読んで、難しいと感じた方も多いのではないでしょうか。

長期インターンシップの選考ではエントリーシートの完成度が採用・不採用に大きく関係します。

なので、中々上手く書けない人は専門家に相談するのもオススメですよ!

長期インターンシップの求人サイトやキャリアアドバイザーの方であれば、心強い味方になってくれます。

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著者

佐保健太郎

株式会社Motivate代表取締役CEO。大学3年時に長期インターンとして上場企業での法人営業と学生ベンチャーでの新規事業責任者を経験。関西で長期インターンが少ないことを背景にAdvansを立ち上げる。得意なことはお菓子作り。