関西で長期インターンシップの求人が少ない理由とは?

近年コロナ禍の影響もあり、長期インターンシップに参加する学生が増加しています。

しかしそれは首都圏、主に東京都が中心となっており、地方や関西圏ではまだまだ長期インターンシップが一般的とは言えません。

それは求人件数に表れており、某大手インターンシップ求人サイトでは、東京都全域で4,000件以上の求人があるのに対して、関西圏全域では200件未満という現状があるのです。

そこで本記事では、関西圏に長期インターンシップ求人が少ない理由について紐解いていきます。

目次

1.企業数が少ない

そもそも、東京都とそれ以外の都市では企業の数が圧倒的に違います。

例えば株式会社の数で比較すると、東京都では617,586社存在するのに対し関西圏では京都、大阪、兵庫県を合計しても383,017社しか存在しません。(2022年5月現在)

さらに、60万社と言う数字は日本全体の株式会社の内26%超に当たるため、東京都に企業が一極化している現状があるのです。

つまり、関西圏では企業数が少ないために求人の掲載数が限定されてしまっていると言えるでしょう。

また、企業の数に経済規模は依存してしまうため、東京都以外の地方では採用に対する意識が低くなる傾向にあると考えられます。
 

2.学生に長期インターンシップが浸透していない

二つ目の理由としては関西圏には東京ほど「長期インターンシップ」が浸透していないことがあるでしょう。

大学生はサークルやバイト先、大学の授業などを通して多くの友人やコミュニティを作ります。

大学生活において情報の入手手段としては各コミュニティでの口コミがとても効果的なのですが、そのコミュニティで「長期インターンシップ」に関する話題が挙がらないことこそが大きな問題だと考えられるのです。

先述の通り、関西圏には東京と比べて長期インターンシップの求人数が少ないといった現状があり、求人数が少ないと言うことは実際に長期インターンシップに参加したことのある学生も少ない訳です。

そのため、大学生のコミュニティ内で長期インターンシップが話題に挙がる機会が少なくなってしまい、結果的に成長意欲の高い優秀な学生が「長期インターンシップ」という制度を知らないまま卒業してしまうケースが多く存在しています。
 

3.企業に長期インターンシップが普及していない

また、企業側においても長期インターンシップの認知度は東京と比べて低いままです。

その主な理由としては、関西圏や地方と東京との就職難度の違いが挙げられるでしょう。

企業側から見て東京とその他地方とでは採用に関する見方や捉え方が大きく異なります。

例えば、あなたが大企業の本社に入社しようと考えたときに国内でまず思い当たる都市はどこでしょうか?

この場合、多くの人が東京をイメージすると思います。

そう、東京には圧倒的に大企業の本社が多いのです。

そのため必然的に、優秀な学生は上京して就職活動を行おうとします。

東京には優秀な人材が集まりやすいといった構造があり、企業側も優秀な学生を他社よりも早期に囲い込もうと長期インターンシップを実施するといった仕組みができあがっているのです。

その反面、関西圏含む地方には優秀な学生を囲い込むインセンティブが低いといった傾向があると考えられます。

関西圏にも優秀な学生は多く、学生を囲い込んでおきたい企業も多く存在はするのですが、先述の通り優秀な学生が上京してしまうケースが決して少なくありません。

例え長期インターンシップを実施したとしてもそのまま学生を採用できるかと言えば、望み薄となってしまうのです。
 

4.スタートアップ企業が少ない

スタートアップ企業とは、今までになかった独自性のあるアイデアで市場を開拓し、短期間で急成長する企業のことを指します。

最新のテクノロジーを駆使するテック企業などが該当しますが、関西圏にはこのスタートアップが東京と比べて圧倒的に少ないのです。

と言うより、スタートアップが東京に集中していると言った方が適切かもしれません。

長期インターンシップを募集する企業は、その多くがスタートアップかベンチャー企業です。

しかし、平均年齢の低い企業が東京に集中してしまっているため、長期インターンシップの求人数も東京に集中してしまっているのが現状なのです。

「今後、関西圏で長期インターンシップは増えるの?」

結論から言うと増える、いや増やします。

現在、関西圏では京都・神戸・大阪を中心に起業を後押しする施策が現在進行中で進んでいます。

そのため、近年は関西初のスタートアップやベンチャー企業が相次いで創出されているのです。

また、長期インターンシップに限定して考えると、全国的に見ても就職活動の早期化が進んでおり全体的な流れとして長期インターンシップの求人件数が増加傾向にあります。

また、最近では政府も新卒採用において学生のインターンシップ経験を評価する制度の導入を検討するとしています。

東京のみならず関西圏でも長期インターンシップが一般的となる未来は、そう遠くないのかもしれません。

 

本記事を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます!
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著者

佐保健太郎

株式会社Motivate代表取締役CEO。大学3年時に長期インターンとして上場企業での法人営業と学生ベンチャーでの新規事業責任者を経験。関西で長期インターンが少ないことを背景にAdvansを立ち上げる。得意なことはお菓子作り。